ご覧になりたい症例をクリックしてください
検査の真実

●PET検査の実力 PART.1
・PET検査とは「ポジトロン・エミッション・トモグラフィ」の略で、陽電子を放出するアイソトープ(同位元素)を組み込んだ薬剤を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新診断法です。
・薬剤のFDGはブドウ糖をアイソトープに組み込んだもの。がんの活動性、悪性度がわかります。
・国立がんセンターが、PETではがんの85%を見落としていたという調査を出しました。06.3.3の読売が発表しています。
・国立がんセンターはPETを否定したものではありません。これはあくまで中間発表。岩センターのPETも高い検出率を示しています。

●PET検査の実力 PART.2
・PETはすべてのがんに有効とはいえません。得意…頭頚部がん、肺がん、乳がん、大腸がん、子宮がん、悪性リンパ腫etc。不得意…泌尿器がん、胃・肝がん、胆道がんetc。・炎症を起こしているところもFDGが多く集まるので赤く変化します。
・検査を組み合わせるのが大事で、PETがあればすべてOKと考える方が間違いなのです。
・実力があるからこそ、がん患者に対して再発、転移のチェックに保険適用でPET検査があるのです。
・組み合わせ例…PET、CT、MR、その他の検査(超音波、血液検査など)。

●PET検査はがんだけではない
・PET導入施設は、今日では200を超えました。
・認知症の診断に画像検査を加えると、診断率65%が85%に上昇しました。
・使われたのは「CT」「MRI」「SPECT(スペクト)」「PET(ペット)」。
・SPECTは脳の血流を調べます。血流が下がっているところは、脳の働きが落ちています。
・PETは脳の代謝の低下がわかります。それは直接脳の機能の低下と判断します。
・PETはCTやMRIでは発見が難しい早期のアルツハイマー病を発見できる点に注目です!!

●乳がん検査はマンモだけで大丈夫?
・厚生省研究班が、マンモグラフィーと視触診とを併用する乳がん検診を受けても、40代で30%の見落としがあったそうです。
・89-00年、宮城県で延べ11万2000人の追跡調査しました。日本で乳がんになる人の多いのは40代。
・以前から、超音波検査とマンモの両方をやるべきと言われていましたし、行っている自治体もあります。
・超音波は小さな腫瘍の発見にすぐれています。乳腺の濃さに影響されにくいからです。
・マンモは悪性を疑う石灰化がよくわかります。ただし、乳腺組織が多く残っている若い人では、腫瘍も乳腺も白くうつるので、シコリを発見しにくい弱点があります。両方を行うべきです。

●新検診制度で尿検査が選択制に
・厚生省は2008年度から40歳以上のすべての人を対象に、新検診制度を導入予定です。
・4月までに検査項目を決めますが、尿検査が基本検査からはずれ、医師の選択制になりそうです。
・慢性系球体腎炎で40%を占めるIgA腎症は日本人に多く、チャンス尿で発見。
・チャンス尿とは、集団検診などの機会に尿で発見されているのがほとんどです。
・昔は予後がいいといわれたIgA腎症も、今は20年で40%が透析に移行しています。
・早期発見のチャンスを減らすと、透析患者がもっと増えることにも。