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この病気における最新治療法 その2

・高血圧(治療は患者のリスクによって異なります)
日本の高血圧患者は3300万人と言われますが、その95%が原因不明の本態性高血圧です。高血圧の判定ですが、「至適高血圧」と言われるのが20未満と80未満、「正常血圧」が130未満と85未満、「正常高値血圧」が40未満と90未満、「軽症高血圧」が140以上か90以上、「中等症高血圧」が160以上か100以上、「重症高血圧」が180以上か110以上となります。治療は患者のリスクで判断します。

・早朝高血圧(注目される仮面高血圧のひとつ)
高血圧が仮面で隠されているのを仮面高血圧といい、早朝高血圧はそのひとつです。早朝高血圧は脳卒中や心筋梗塞のリスクが高いことが分かり、注目されています。夜と朝の血圧の差は10〜15程度。朝の方が20以上高い人は早朝上昇型の早朝高血圧。もうひとつの早朝高血圧は夜間から早朝にかけて眠っている間、ずっと血圧が高いケースです。家庭で夜2回、朝2回血圧を測ることが大切です。血圧日記をつけるのもいいでしょう。そして専門医と相談しましょう。

・腰椎椎間板ヘルニア(10人に1人が苦しむ腰痛)
腰椎間板ヘルニアの治療は約80%が保存療法、残り20%が手術になります。手術で最もポピュラーなのが「ラブ法」で、背面から約6cm切開してヘルニア部分の髄核を摘出します。保存療法と手術の中間の療法が「PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)」「PN(経皮的髄核摘出術)」「MED(経皮的内視鏡治療)」があります。上記の3方法の中では最も安全な治療としてMEDが人気を呼んでいます。

・白内障(確実な治療と人気の眼内レンズ挿入術)
白内障は治療薬がないのが現状。だから眼内レンズ挿入術に人気が集まっています。年間80万眼を越す眼内レンズ挿入術は、局所麻酔で行う顕微鏡下手術となります。切開するのはわずか2.5mm。眼内レンズは折りたたんで入れます。基本は2泊3日だが、日帰りも多いようです。利点としては、「切開口が小さいので乱視がおきにくい」「侵襲が少ない」「社会復帰が早い」ことなど。眼内レンズも技術革新が見られ、「多焦点眼内レンズ」と「単焦点眼内レンズ」などもあります。

・パーキンソン病(深部脳刺激療法を受けるとき)
今日ではパーキンソン病で亡くなることはなくなって来ました。寝たきりも少なくなっています。薬物療法が進んだからで、薬物療法の中心はL−ドーパ(ドーパミン補充薬)です。治療は「ドーパミンアゴニスト」で治療し、L−ドーパを上乗せするのが標準的です。上記の2つ薬で症状がとれないと「坑コリン薬」「塩酸アマンタジン」「塩酸セレギリン」を補助的に使用します。震えだけ良くならないケースでは「定位脳手術」があります。自分の意思とは無関係に手足が動く不髄意運動が出て辛い人には「深部脳刺激療法」がいいでしょう。