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この病気における最新治療法 その1

・糖尿病(食後過血糖にも注意)
糖尿病患者は740万人、予備軍と言われる人が880万人と言われます。成人の6.3人に1人が患者か予備軍ということになります。予備軍と言われる人の中で「食後血糖の高い人」は要注意です。
食後血糖の正常値はブドウ糖負荷試験(2時間値)が140ml/dlまで。予備軍は140〜200、170を越えると食後過血糖に分類されます。これを放置してしまうと2〜3年後に6割から8割の人々が糖尿病になります。

・腎不全(透析医療&腎移植)
腎不全に至る「3大疾患」は糖尿病腎症、慢性腎炎、腎硬化症。
腎不全とは腎臓が機能を果たせなくなって来た状態で、健康な人の腎臓の状態を100%とすると30%以下になるのが腎不全です。これが5から10%になると尿毒症を起こす状態です。
10%の状態になると透析療法(血液透析、腹膜透析)が必要になり、腎移植に至ることも。
日本では現在、約25万人が透析を受けています。このうち血液透析が95.7%、腹膜透析が4%、移植に至るのは0.3%となっています。

・脳動脈瘤(注目のコイル塞栓術)
脳動脈瘤が破裂した状態が「くも膜下出血」です。現在、人口1万人当たり1.5〜2万人に起きています。
治療の方法は「クリッピング術」が85%、これに対して「コイル塞栓術」は15%です。
注目のコイル塞栓術はX線透視下で行われます。
脚の付け根の動脈からカテーテル(細い管)を入れ、動脈瘤に形状記憶のプラチナコイルを埋めます。
コイル塞栓術の長所は「入院期間が短くて身体にやさしいこと」そして「深部の瘤も治療が可能であること」など。

・心筋梗塞(薬剤溶出ステントの実力)
カテーテルを血管内に入れて心筋梗塞部分をバルーン療法で治すのがPTCAです。
心臓カテーテル療法(PTCA)が初めて行われたのは1977年。1979年に日本に上陸しています。
ステントとバルーンが合併したのが1985年。再狭容率は15%に低下しました。2004年から薬剤溶出ステントが使えるようになり、再狭容率は8%前後と良くなっています。今日では、バイパス手術とPTCAの割合は7対1と圧倒的にPTCA時代に。

・前立腺がん(身体にやさしい小線源療法)
PSA(前立腺特異抗原)測定が広く行われるようになり、経過観察の状態で見つかる前立腺がんも増加しています。PSAは前立腺がんの腫瘍マーカー。4.0〜10.0がグレーゾーン、10.0以上ががんとなります。PSA10以下のがんはおとなしい高分化で、ステージBなら小線源療法で90%は治ると言われます。
小線源療法は放射線療法のひとつです。放射線を出す純チタン製の小さなカプセルを前立腺に埋め込みます。
カプセルは直径0.8mmで長さ4.5mm。中にはヨウ素125が密封されています。
放射線は約1年で消えますが、カプセルは埋め込んだままになります。70歳以上の人が多いようです。