ご覧になりたい症例をクリックしてください
更年期障害

●その症状、更年期障害かも?
・女性の50歳を境に前後5年、トータル10年間を更年期といい、その間にはさまざまな障害が出ます。
・症状は「暑くもないのに汗が落ちてくる」「眠りが浅くて眠った気がしない」などです。
・その他の不定愁訴は「のぼせ」「憂うつ」「肩こり・腰痛」「神経過敏」「動悸」「めまい」「頭痛」「冷え」「しびれ」「記憶力減退」「便秘」「興奮性」などです。
・これは、女性ホルモンの急激な減少が原因です。11歳で月経がスタートし、22〜24歳で女性ホルモンがピークに。以降、女性ホルモンは減少し、45歳からいっそう低下をはじめ、50歳で閉経となります。

●更年期障害のメカニズムを知ろう
・更年期にある女性の約70%が、更年期障害に悩まされています。
・女性ホルモンが45歳くらいから急激に減少。副腎皮膚からの代償ホルモンにうまく移行できないと、障害に悩む70%に入ります。
・中枢系が過剰に興奮すると、近くの自律神経系も混乱して、結局、更年期障害を引き起こします。
・スムーズにいける30%の人々を調べると、ストレスが少なく、逆に良いストレスで満ちているようです。

●更年期外来を受診しよう
・更年期障害だろうと自分で思い込まない! 実は、他の疾患の症状ということもあるからです。
・まずは更年期外来を受診しましょう。まず、問診時に必要となる3〜4枚の書類に記入します。
・更年期障害の状態を知る上での判断材料となります。そして問診。次に検査です。
・「血液生化学検査」「尿検査」「心電図」などを行い、類似疾患の心疾患、高血圧、甲状腺などをふるい落とします。
・「子宮がん検診」「乳がん検診」「骨密度測定」なども行います。治療方針が決まるのは1週間後です。

●治療は女性ホルモン補充療法
・治療の中心は「女性ホルモン補充療法(HRT)」。減少した女性ホルモンを薬で補います。
・その薬は、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」を使用します。
・主流は経口薬。ただし、肝機能が低下している人に対しては、貼り薬が用いられます。
・@閉経前の女性 A閉経から55歳くらいの女性 B閉経後で55歳以上の女性で、薬の服用方法は異なります。女性ホルモン補充療法にはメリット、デメリットがあります。

●女性ホルモン補充療法の注意点とその他の治療
・HRTが日本で上向き始めた2000年7月、NIHから「HRTを受けた人の乳がん、冠動脈疾患、脳卒中、静脈血栓症の発症率が極めて高い」という報告がされ、研究が中止されました。
・HRTに対する日本更年期医学会などの統一見解は、以下の4ポイント。
・@リスクとベネフィットを慎重に診断 A短期のHRTは問題ナシ。治療開始後は体のチェックはしっかり行う B心血管系疾患予防には行わない C十分な説明を行ってHRTを行う。