ご覧になりたい症例をクリックしてください
痛風について

●豊かな食生活になるとどうしても痛風の方がも増えて来ます。では、どうすれば尿酸値をコントロールできるのでしょうか?
それには適度な運動とストレスの解消という2つの方法があります。


●どんな運動が効果的?

運動と言っても、あまり激しい運動ではなく、長く続けられる「有酸素運動」がお勧めです。この番組でも何度か言っていますが、ウォーキング、水泳、エアロビ、ゴルフなどが良いでしょう。それから、多少の筋肉はつけて欲しいんです。筋肉がつくと、エネルギーをどんどん発散できる体になります。だからと言って、激しいトレーニングは禁物です。ダンベル体操くらいのトレーニングがいいのではないでしょうか?
メドとしてですが、すぐに息が切れるようなものはお勧めできません。


●ストレス解消の方法は?

今の世の中は、なかなかストレスと離れられない時代です。ストレスを発散する方法を考えることは大切です。でも、例えばビールの「ガブ飲み」などはもちろんお勧めできません。それから、よくサウナでたっぷり汗を流すという人がいますが、これも良く考えなければなりません。もちろん「サウナに入るな」と言っているわけではありません。
「後でビールがうまいぞ!」というのはダメなんです。くれぐれも水分を採ることを忘れてはいけません。お勧めしているウォーキングも、暖かい日ならけっこう汗をかくものです。ここでも水分をとることが大事です。
普段の生活でも、1日2リットルくらいは、水分をとる必要があるでしょう。


●食事は何に気をつければいいのでしょうか?

以前は、痛風と言えば一部の方々だけの「贅沢病」と言われていましたが、今では食生活が豊かになっているので、誰にでもあり得る病気といえるでしょう。
食生活で気を付けることと言えば、とにかく偏りなく、バランスよく食べることです。
1日30品目ぐらいを目指して、例えば「肉ばかり」とか「魚ばかり」とかいうように偏らず、バランスよく食べて下さい。
それと、腹八分で追えるということも大切です。


●尿酸値のコントロールのために気をつけなければなないことは?

痛風の原因になると言われるのが「プリン体」という成分です。
プリン体が多い食品は、あんきも、レバー、白子、大正エビ、魚の干物、じゃこ・・・。つまり、内臓のホルモン系に多いと考えればいいと思います。
魚の干物には内臓が入っていますし、干物にすると旨味成分がどんどん出て来るんです。「プリン体」とは、分かりやすく言えば「旨味」だと思ってもらえばいいと思います。また、「プリン体」は、アルコールには全て含まれています。ビール、日本酒などの飲み過ぎは要注意です。ただ、ウィスキーや焼酎は比較的少ないといわれています。いずれにしても、ほどほどにしておけば大丈夫です。
食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、食生活が偏ったりしなければ大丈夫でしょう。


●痛風の恐ろしさは合併症を伴いやすい怖い病気

痛風というのは「元気だけど健康でない人の病気」です。隠された病気が進行してしまう可能性があります。糖尿病の場合も合併症が怖いと言われますが、痛風の場合もそうなんです。
最も怖い合併症は、腎障害です。これが腎不全、人工透析となって、腎移植にまで至る可能性があります。最悪の場合は死に至る可能性もあります。ですから決して痛風を甘く見てはいけません。
ほかにもいくつか合併症があります。例えば、痛風結節。尿酸の結晶は様々な皮下の組織に沈着します。これを通風結節といいます。それほど痛みは伴いませんが、ポコっと膨らみます。また、尿管や膀胱の中に石が出来る尿路血石の恐れもあります。尿が酸性化すると、ミネラル成分が溶けにくくなります。通風の方は石を持っていることが多いようです。尿管に出来た石が落ちて着て、石が動きますと激しい痛みを感じます。
そこから尿管を痛めますので出血します。これが膀胱まで落ちてくると、出血はしません。
バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスをためない、そして充分な睡眠時間に配慮すれば、痛風になりにくくなりますので、是非心がけて下さい。