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高血圧について

高血圧の指針となる値はいくつですか?

米国合同委員会の分類では、高血圧では140/90mmHg以上と考えます。正常血圧は130/85mmHg未満です。高血圧患者を、140/90mmHg以上とすると、我が国の患者数は3000万人以上といます。年齢を重ねるにつれ患者数は増し、50歳以上では男女ともに50%以上の人が高血圧と診断されています。

高血圧の診断と分類はどのようにしますか?

米国合同委員会の分類では1回だけの血圧測定ではなく、日を替えて2回以上測定した最低血圧の平均が90mmHg以上の時に診断することになっております。最低血圧が90〜104mmHgを軽症高血圧、105〜114mmHgを中等度高血圧、115mmHg以上を重症高血圧に分類します。

高血圧の種類はどうなっていますか?

高血圧には大きく分けて二つのタイプがあります。本態性高血(一次性高血圧)と二次性高血圧(症候性高血圧)です。本態性高血圧とは原因不明の高血圧のことです。二次性高血圧とは、原因となる病気があり、それに合併して高血圧になる場合です。二次性高血圧では原因となる病気を治せば、血圧も下がってきます。

本態性高血圧はどのような特徴をもっていますか?

大多数の高血圧症の患者さんがこのタイプです。遺伝的要因と環境要因が関与しております。環境要因としては、塩分の過剰摂取、運動不足、過剰な肉体労働、肥満、ストレス、アルコ−ルの飲み過ぎ等が考えられております。高血圧を放置しておくと、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞、心不全、狭心症などを引き起こすので危険です。

二次性高血圧にはどのようなものがありますか?

二次性高血圧には腎性高血圧、内分泌性高血圧、腎血管性高血圧、心血管性高血圧、神経性高血圧などがあります。

高血圧の治療法はどうなっていますか?

現在、用いられている降圧剤を分類すると、降圧利尿薬、β(ベータ)遮断薬、カルシウム拮抗薬、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、α(アルファ)遮断薬、中枢作用系薬剤などがあります。それぞれに特徴があり、組み合わせて用いられることもあります。

高血圧を予防するための注意事項は何でしょうか?

全身を使う軽い運動が効果的ですので、水泳、早歩き、ジョギング、サイクリング、テニス、体操などを行うとよいと思います。日本人は平均1日に13gの食塩を摂取していますので、これを少なくとも10g以下、可能であれば6.5g以下にしましょう。食塩を1g制限すると1mmHg程度の血圧が低下するといわれております。カリウム、カルシウム、マグネシウムの摂取はナトリウムを体外へ排出し、血圧の上昇を防ぎます。